現在、手持ちのデジタル一眼はニコンのD7100。
元々は昨年末の実家へ帰省時に姪っ子を撮影する目的で買ったものである。
このD7100ですが、JPEGで撮影する限りではさほど不満を感じないのだが、RAW保存をした途端にキャッシュ不足から動作が鈍る事に不満だった。
もう一つ不満が。
そう。「DX」フォーマット。
コイツは構造上、銀塩カメラのレンズを1.5倍に拡大してしまうが、コレが個人的には大問題。
標準レンズとして使われる50mmのレンズ。DX機に取り付けると75mm。
ズームレンズになってしまい風景撮影が厳しくなる。
実際に風景の撮影に50mm1本で出かけてしまい、予想してた以上にズームな写真で困り果ててしまった。
(ズーム目的なら好都合なのだが)
基本的に撮影対象から離れれば良いのだが、実質75mmって予想以上にズームなワケで風景写真の撮影には結構難しいのだ。後から35mmのF1.8買って改めてDX機に50mm(実質75mm)は難易度高すぎると感じたのである。
それでFXフォーマット機が欲しくなったのだ。
ただしDX機であるD7100を手放す機はない。コレは1.3倍クロップ撮影等、望遠に有利なところがあり、手放せないので買い増しとする。
候補としては、Df、D800、D610の3択となる。
Dfは価格的にオーバーなのとバッテリーがD7100と兼用ではない事から除外。
つづいてD800。価格はなんとかなるのだが、レビューを見るとピーキー過ぎて扱えそうな気になれなかった。じっくりと考えて撮影するのはどうも苦手だ(撮影技術の向上には必要だけど)
という事でD800も除外。
消去法としてD610。
コレが本命となった。で、カメラ専門店に行ったところ困った事になった。
そう、この店にはD600の在庫があったのである。
店にあったのは24-85のレンズキット。
D610だと217,000円だが、この店で残っていたD600の24-85レンズのセット品は14,9000円だったのだ。
もちろん知っていた。D600が世界中で問題になっている事を。
しかし、価格差68,000円は心を揺れ動かすには十分な金額で、『D600買ってもいいかな』なんて思えてきたのだ。
30分程悩んだ結果、D600を購入する事に決めた。
レビューを見ても1ヶ月後に出てきたとかあるので、『まぁ必ず症状出るわけじゃないしニコンも修理対応発表してるから問題発生したら修理出してきっちり直せば良いんじゃね?』位に思っていた。
この時は、まさかこんな事になるとは思ってもいなかった。
自宅に戻り、シャッターユニットの初期慣しの為、連写してみる。
で、488枚目のテスト撮影。50mm/F1.8のレンズをF22に絞ってコピー用紙を撮影してみる。
思いっきり黒点出とるやんけorz
取説に従ってブロアーを吹いてみるが改善せず。
黒点の写りも最初は左下のでかいの1点だけだったのが撮影枚数増えると左上に細かいのが増えていきやがる。
こりゃ駄目だと思い購入したその日なのにも関わらずニコンのサービスセンターへ持ち込み。
窓口の担当者へ速攻でシャッターユニット交換予定と言われそのまま工場送りとなりました。
買って2時間で手元にはキットレンズだけとなりましたよorz。
現在工場が混んでるらしく(D600絡みか?)、修理には約10日掛かるとの事。引き取りに行くのも面倒なので、修理後は自宅配送を希望しました。
という事で速攻で購入レビューが修理レビューになってしまった(汗)